【採用担当者必見】採用面接で絶対に使えるフレームワーク

採用面接はお互いの将来の話をしよう

履歴書や職務経歴書だけを見ながら面接をしていませんか。
職務経歴書には、職歴や実績が書かれています。
言うなれば、過去のことです。

どうすれば、本当に応募者の本音を知り、お互いの将来のことを話せる面接になるのでしょうか。

ホワイトボードを使おう

私は、面接にホワイトボードを用意します。

そのホワイトボードは、応募者にも見せます。
そして、次の三つの円を書き、「では、一緒にABCを探していきましょう」と説明します。

【エリアCから始める】職務詳細の説明

礼儀として、職務内容を詳細に説明します。

”思っていた仕事と同じですか?”と聞きます。ここで違っていたら、そこで面接は終わりです。

【エリアAは時系列で】志望動機だけでなく、キャリアの方向性が一貫しているか

いくつかの職歴がある場合は、枠外からでもいいので、順番に職歴を書いていきます。順番に羅列していくことで、やりたいことがステップアップしているのかわかります。行き当たりばったりの場合もあります。後者の場合は、仕事に対して本当にやりたいのか疑問です。いまだに”自分探し”をしている可能性が高く、離職の可能性が高いと言えます。

【エリアBは具体的に】経験とスキルの確認

エリアAを聞きながら、Bのできることを羅列していきます。これまで、どんなスキルを積み重ねてきたか分かります。注意点は、「〇〇プロジェクトに参加しました」という場合、「それはどういうポジションで、どういう役割をしてきたのか」を聴くことが大事です。責任者としてリーダーシップを発揮してきたのか、補助的に作業をしたのか、その見極めは重要です。

ホワイトボードを使うメリット

面接官と応募者がお互いに経歴を確認しながら面接を進めるメリットがあります。他の面接官にも、面接採否判定の際にとても参考になります。

採用面接は、応募者と面接者が一緒になって、図の中心であるABCエリアを探していく作業です。

不採用の理由も、本人に納得してもらえる

この方法で進めると、応募者の方も、この仕事は自分には合わないな、ということが分かります。
私は、不採用の場合は、その場で伝えます。
ホワイトボードに記入した内容を、一緒に見ながら、その理由を必ず伝えます。
面接とは、応募者と会社の両方が、マッチングを探す作業であって、人格を判断するものではありません。
不採用の場合でも、できれば、次の会社を探すときの参考にしていただきたい。そう願っています。

まとめ

ABC人材は、本人のやりたいこと、それを裏付ける経験・スキルを持っていて、求める人材である

BC人材は、持っているスキルや資格で仕事を探している人材です。離職の可能性は高い。その理由は、やりたい仕事とは思っていないからです。仕事に、遣り甲斐を感じられるかが重要です。

AC人材は、先行投資型の人材。応募者がやりたい仕事。経験・スキルは無い。じっくりと人材育成ができる企業であれば採用しても可。教育の余裕の無い職場は採用しない方が良いでしょう。

繰り返しますが、採用面接は、応募者と会社とのマッチングを、フィフティ&フィフティの立場で、ABCエリアを探す場です。
応募者にも会社を選ぶ権利はあるのですから、採用担当者も、礼儀をもって対応しなければなりません。

 

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投稿者:

kawamata

ヒューマンリソーステクノロジィ共同代表です。HR領域専門の経営コンサルタントをしています。

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