【仕事術必見】オーナー企業に勤めるということ

会社とは

株式会社とは

海を渡った見知らぬ島に黄金があるという噂が流れます。あなたは、その島に行って一旗揚げたいと思います。しかし、船や船員を雇う資金もありません。そこで、出資者を募ることにしました。一口1000万円に対し、500万円の配当を支払うことを約束します。そして、数億円の資金を集めることができました。この出資者のことを株主といいます。船長であるあなたは、出資者から雇われた社長です。

出航から数日後、どうもその船が難破したという噂が流れました。出資者は、出資金も配当も返ってこなくなると焦ります。そこで、出資した一口1000万(これを株券といいます)を、500万円で売ります。買った方は、船が無事に帰ってくれば、500万円が倍の1000万円になると考えます。

このように、ひょっとしたら500万円がゼロになるか、倍の1000万円になるか、これをリスクをとるといいます。その人はリスクをとってその株を買いました。

数日後、どうやらその船が無事に島にたどり着いて、宝物を積んで帰途についたという噂が流れます。それを聞いた商人が、その500万円で買った株券を800万円で買うから譲ってくれといいます。

株は売買取引できる

株というものは、船の宝物(会社の業績・配当金)を目当てに売買するものです。

広く株主から出資金を募った会社は、株主総会を開いて取締役を選任します。取締役の中から代表取締役を決定します。会社の業績が悪いと、株主から取締役の解任がなされます。社長にとっては、株主総会が一番緊張感のある日になります。業績が良ければ、引き続き胸を張って経営を続けることができます。業績が悪いと、場合によっては社長交代ということになるからです。

オーナー企業とは

オーナー企業とは、この出資者と社長が同じ人です。つまり、自分で出資をして社長をしている人です。自分の出資金ですから、経営判断の自由度が増します。いちいち株主の顔色を伺う必要がありません。やりたいことを(資金が許す限り)できるのがオーナー企業の特徴です。

オーナー企業は、社長の考え方がダイレクトに会社経営に反映されます。社長の考え方に共感し、やりたいことを自分も一緒に実現したい、と思えることが重要になります。

オーナーとの付き合い方

どうしてもオーナーとぶつかる場面も出てきます。

会社の存続にかかわる場合です。いくらオーナーが”こうしたい”と言っても、それが会社の存続にかかわる重要な場合は、(言い方はありますが)意見を伝えるべきです。

オーナーの中には、1+1は10というオーナーもいます。その場合、いやいや、1+1は2ですよ、と言ってしまえば、それっきり話が進まないのがオーナー会社です。
”そうですね。10ですね”とまずは一旦飲み込んで、”でも1+1は8という見方もできますかね”といいます。”そうやな、8とも言えるな”と言ってもらえたら”2勝った”と思えばいいのです。

オーナー企業で勤める場合の大人の心構えです。

********************************************************************************************

新任管理職研修について、ぜひ当社にご相談ください。御社の実態に合わせた形でご提案します。

オーナー企業でのコンサルティング相談はこちら

ヒューマンリソーステクノロジィのミッション

ヒューマンリソーステクノロジィ、hrtechno,humanresourcetechnology

投稿者:

kawamata

ヒューマンリソーステクノロジィ共同代表です。HR領域専門の経営コンサルタントをしています。

すべての投稿を表示